教養なきものは奴隷になる
教養って何だろう?
ホリエモンの著書「多動力」を読んでて、「教養なきものは奴隷になる」という、ちょっとゾッとするようなフレーズが書かれている。
ホリエモン曰く、
教養とは、表面的な知識やノウハウとは違い、時代が変化しても変わらない本質的なこと。
を言う。とのこと。
彼が時代の1歩も2歩も先のビジョンを提示できるのは、システムの本質と歴史の変遷を追った深い教養を身につけているからできることなのだ。
教養なき者は、「今」という時代の変化に振り回され、目の前の仕事をこなす歯車で終わってしまう。
という訳で、教養というものを身につけてみようと、
Amazonで購入したのがこの本、
『おとなの教養〜私たちはどこから来て、どこへ行くのか?〜』 池上 彰 著
言わずと知れた、池上彰さんの本。
池上さんの解説はとっても丁寧でわかりやすく、読みやすい。
池上さん曰く
教養とは、「自分を知ること」
とのこと。
自分自身を知るために、この本では7つの科目からアプローチしています。
1、宗教
2、宇宙
3、人類の旅路
4、人間と病気
5、経済学
6、歴史
7、日本と日本人
これらは学んでもすぐに役に立つというものではありませんが、社会に出て、やがて有効に働くようになる。生きる力になる。
新しいものが出てきても、それを吸収し、あるいは自ら新しいものをつくり出していく、そういうスキルがまさに教養だというわけです。
でも、考えてみると、小学校、中学校、高校と僕らは教養を学んできたはず、なのになぜ大人になってまた教養を学ぶのか?
本を読んでて気づいたことは、僕らは学生時代、例えば歴史を学ぶ時には、ただ闇雲に年号や出来事を暗記してきましたよね?
高校入試や大学入試のための歴史はだだの暗記科目に過ぎない。
でもそれじゃ真の教養にはならなくて、
「そもそも歴史とは何なのか?」
「歴史を学ぶということはどういうことか?」
こんな視点を持ちながら学ばないと、本当の教養は身につかないと思いました。
《愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ》という言葉もありますが、
ようやくその意味が腑に落ちました^ - ^
2018年はもう何冊も本を読んでいますが、この本は現時点で2018年ナンバー1の面白さでした。
めちゃくちゃめちゃくちゃオススメの本なので、是非色んな方に読んでいただきたいです^ - ^